タウトといえば、日本の美しさを日本人に再発見、再認識するきっかけをあたえた篠田英雄訳の「日本美の再発見」が有名です。タウトが洗心亭から発したメッセージは今なおこの地に脈々と受け継がれ、ありし日のタウトが見た紅葉が昔日を思い起こさせませす。
さて、高崎においても多くの足跡を残したブルーノ・タウトが後トルコで他界して今年で70年。おりしもベルリンに点在するジードルンク(集合住宅)がユネスコ世界遺産に登録されるというニュースが飛び込み、しかもその6件中4件がタウトによるものでした。ドイツ本国でもその評価が高まる中、お茶の水女子大学名誉教授の田中辰明氏によるタウトに関する講演会を行います。田中先生は、タウトが住んだダーレビッツの自邸の保存に尽力、ブランデンブルク州が資金を出し修復が決まりました。
今回、ダーレビッツの自邸の様子等タウトの業績と生涯についてお話しいただけます。
- テーマ 「ブルーノ・タウトの業績とその生
- 講 師 お茶の水女子大学名誉教授 田中辰明氏
- 日にち 2008年12月24日(水)
- 時 間 13時~14時
- 会 場 高崎少林山達磨寺 洗心亭
高崎市鼻高町296(tel 027-322-8800) - お申し込み・お問い合わせ
タウトてらこや(前島) tel 027-371-7471
※お申込みは定員になり次第、締め切らせていただきます。
田中辰明氏のプロフィール
1940年東京都生まれ。1965年3月に早稲田大学理工学研究科建設工学専修を修了し、その後、早稲田大学にて工学博士取得。1971年にベルリン工科大学に客員研究員として派遣され、タウトの集合住宅と出会う。ブルーノ・タウトの作品を多く調査し、写真撮影を行った。以降、たびたびドイツを訪問し、タウト作品を追い続けていて、ブルーノ・タウト関連の学術発表も多い。
1993年4月、お茶の水女子大学生活科学部教授就任。2006年10月ドイツ技術者協会(VDI)よりヘルマン・リーチェル栄誉メダル受賞。2008年1月17日には「建築物環境衛生向上発展」の功績により厚生労働大臣より表彰。著書には「これからの外断熱住宅」「防寒構造と暖房」「住居学概論」「建築設計資料集成」他多数
主催
たうとてらこや
後援
群馬県・高崎市・上毛新聞社・ドイツ連邦共和国大使館
協力
少林山達磨寺・アートファクトリーでんえもん・お茶の水女子大学(田中辰明)・RE-TAUT学会・JIA群馬地域会・長井淳一建築アトリエ(長井淳一)・寺澤事務所(寺澤徹・大川恵美子・代田奈津子)・矢作英雄・平形義人・庄子晃子・森仁史・広瀬正史・広瀬道子・藤井浩・津田等・中山栄子・黒田つや子・清水朗・水上勝之・岸真義・斉藤理・清水正子・小堤ちえみ・吉川かおる・ダニー・ネフセタイ 順不同